有限会社太悦鉄工

■浜松市の小ロットの鉄、鋳物、真鍮の切削加工が得意な会社です。

 油圧機器、楽器、輸送機器等の切削加工をしています。

 設備機械:NC旋盤7台、マシニングセンター7台、平面研磨機1台、三次元測定機1台。

 ISO9001:2015認証取得。

 浜松市で小ロットの鉄、鋳物、真鍮の切削加工を得意としています。

自社製品:フレペグ(Flepeg)の製造、販売(特許取得)


   ■堅実で健全な経営のもと、社業を通じ地域社会に貢献しています。

■顧客満足を第一として、金属製品の機械加工業において製品とサービスを提供します。

■コミュニケーションを徹底し、顧客のニーズを的確に捉え迅速に対処します。

■法律、規制を遵守し、品質で信頼される会社を目指し、継続的に改善を実施します。

 

 

自社製品

 

抜けにくい!

 

でも抜きやすい強力ペグ

 

「フレペグ」

 

 使用方法 動画で確認

’20.07.15 産繊新聞 掲載 「カムバックルベルト」

’19.07.12 フレペグ特許取得

’19.05.05 でんじろうのTHE実験 最強磁石工場に潜入SP 「フレペグ」採用

’19.03.25 日刊工業新聞 掲載 「建築・土木用フレペグ」

’18.11.09 スワップペグ特許取得

 

’15.06.05 経営革新計画、販路開拓補助金 申請受理

’15.05.10 月刊 体育施設に掲載

’15.05.08 経営革新計画、販路開拓補助金 申請1次通過

’15.04.30 ものづくり補助金事業 終了

’15.04.25 中日新聞 掲載

’15.03.01 浜松情報 月刊誌に掲載

’14.12.26 「フレペグ」パンフレット完成

’14.12.20 「フレペグ」HP動画完成

’14.11.25 モニタリング開始(性能、市場調査)

’14.11.23 第1回 量産試作 完成

2014.09.18 ペグ「フレペグ」 特許出願中

2014.08.26 経営革新計画承認

2014.08.26   商標登録出願中 商標の名称「フレペグ」

2014.06.27 ’14 ものづくり補助金交付決定通知書

2014.04.30    ’14 ものづくり補助金 認定  

2013.12.06    ISO9001:2008  第1回維持審査

 

 


こんな鉄、鋳物、真鍮の切削加工ができます。

NC旋盤、マシニングセンターの切削加工

平面研磨

 

農業機械(トラクター)の湿式ディスクブレーキのケースクラッチ で素材は

FCD450の鋳造品より加工を行う。

工程は、

1.NC旋盤1工程:材料の肉厚が少ないので変形させないように、クランプ圧力を調整して加工をする。加工面のビビリに注意している。

2.NC旋盤2工程:内径開きにチャックを変更して、低圧でクランプし加工する。

3.MC1工程:取付穴とM8のネジを加工する。

4.MC2工程:インデックスを使い、横のPF1/4のネジを2か所加工する。5.圧漏れ検査:材料の巣の有無をエアーチェックする。

6.MC3工程:4か所切欠き。変形しないように加工方向に注意する。

7.バリ取り:加工した面の角のバリを取り除く。

8.洗浄:洗浄液で洗う。

9.検査:抜き取り検査

10.梱包:決められた容器に梱包

11.出荷:次工程は得意先

 

              

 

建設機械の油圧ユニット(マニホールド)の中で建設機械の動きを制御するプランジャーで材質はS45Cの調質材を使用しています。

 工程は、

1.外径捨て研磨:調質の時の曲りを取り除く

2.両側端面センター穴加工:全長決めと次工程よりセンター穴が加工基準になる。

3.NC旋盤加工(自動振れ止め付き):先端を10mm程度つかみ回転センターを押して必要な所で自動振れ止めを使い外径溝加工をする。

4.NC旋盤内径加工:Φ12ドリルを深さ300mmまで開け、入り口は、M20xP1.5のねじ切りをする。

5.MC加工(NCインデックス付き):インデックスにて、いろんな角度のところに切欠き、穴明けをし油の通り道をつける。

バリ取り:MC加工の時にできたバリを取り除く。

6.リーマ加工:直立ボール盤に、フローティングスリーブ(下穴の芯に沿うようになる)をつけ、内径をリーマ加工をする。

7.洗浄:洗浄液で洗う。

8.検査:抜き取り検査

9.梱包:決められた容器に梱包

10.出荷:次工程は得意先

 

 

 

 


鉄、鋳物、真鍮の切削加工の事例紹介


*バランスプレート

建設機械の油圧機器のモーターハウジングの中に入るS35Cと真鍮を貼り付けた材料のバランスプレートです。これで油の流れをコントロールします。

工程は

1.MC1工程:S35C側を加工し、穴は平底でボーリング仕上げです。

2.MC2工程:真鍮側を加工し、まゆ長溝とひげ溝を加工。ひげ溝は90°ピン角

3.バリ取り:加工でくり抜いた所のバリを取り除く。熟練が必要

4.平面研磨1工程:真鍮側から行い、ひげ溝の寸法を基準に加工する。

5.平面研磨2工程:S35C側を研磨。下側が真鍮なので磁力が弱くなるのでガイドが必要。

6.洗浄:洗浄液にて洗う。

7.検査:抜き取り検査を行う。

8.梱包:決められた容器に梱包する。

9.出荷:次工程は得意先

 


*ハウジング

建設機械の油圧機器のモーターハウジングで、材質はFC30の鋳造品です。

四角いところを最初につかみ加工をします。鋳物なので、芯の振れが大きく加工できない物があるので、毎回、振れの大きさを確認、調整して基準面加工をします。

工程は、

1.NC旋盤1工程:複合NC旋盤にて、基準面加工、取付穴加工を行う。取付穴位置を決めるために、3爪チャックの生爪を成形して四角の角をつかむようにしている。

2.NC旋盤2工程:加工基準面のつかみしろが少ないため、チャックをはずし、面板治具を取り付けて加工をする。内径を深さ150mmまで加工するため、工具の突出し量が多く、ビビリの発生原因となる。また、ワークのバランスの影響により高速での加工は難しくなります。

3.NC旋盤3工程:面板治具を傾斜加工用につけかえて加工をします。傾斜角度は、15°~20°程度です。ワークのバランスは非常に悪く、低速で加工している。傾斜していることで、刃物の干渉がおこるため内径バイトを特殊に作り、逃がしを多くする工夫をしている。

4.検査:機上にて重要部、全数検査

5.バリとり:角部の面取り、加工の返りバリを取り除く

6.エアーブロー:切粉、バリ取りかす等をきれいに取り除く

7.防錆油添付:プレトン R302M 防錆油を霧吹きにて添付する。

8.梱包:決められたパレットに決められた個数を梱包する。

9.出荷:次工程は得意先

 


*モーターカバー

建設機械の油圧機器のモーターハウジングの上に取り付けられるカバーで、材質はFCD500の鋳造品です。四角い形状の所をつかみ、旋盤加工をします。これにより、次工程(横MC)の基準面ができ、加工ができます。鋳物なので、寸法のバラツキがあり、ワークを1つ1つ回転させて、振れを確認、修正して加工します。チャックは2爪チャックを使用します。

1.NC旋盤1工程:バランスが悪いため高速では加工できません。

2.検査:加工後、機上で全数検査をし、取りはずす。

3.梱包:パレットに並べ4段にてラップ梱包

4.出荷:次工程は得意先


*シャフト

ヤマハ発動機のゴルフカートのシャフトです。材質はS45C(黒皮)で

Φ32x584の細長いシャフトの両側の外径を加工します。センター穴基準で両側の同芯度0.1以下を確保するには、同時加工をするのが必要があります。

工程は

1.切断:長さ 584±0.5 にて切断

2.センター加工:両センター穴加工機にて、同時に両側のセンター穴を加工

3.NC旋盤1工程:チャックにドライビングセンターをつけてワークをドライビングセンターとテールの回転センターで押してクランプする。外径捨て加工をして、そこに自動振れ止めをクランプさせて両側の外径を加工する。素材が黒皮のため、曲りがあり、捨て加工のできないものがあるので回転させ曲り状況を確認する。

4.検査:抜き取り検査をする。

5.エアーブロー:水溶性切削液を取り除く

6.防錆油添付: プレトン R302Mを添付

7.梱包:決められた箱に決められた数を梱包

8.出荷:次工程は得意先

 

 


*カバー

建設機械の油圧ユニット(マニホールド)の外側につき建設機械の動きを制御する

カバーで材質はFC300です。油の流れを変えるのと、他の機器につなぐものです。

工程は

1.NC旋盤1工程:内径と端面を加工します。端面は油漏れしないように粗さが10s以下になっています。

2.MC1工程:3方向より加工するため、NCインデックスに治具をのせて、90°づつ割り出して全加工を行う。

3.バリ取り:角部の面取り、加工のバリを取り除く。

4.洗浄:洗浄液で洗う。

5.検査:抜き取り検査

6.梱包:決められた容器に梱包

7.出荷:次工程は得意先

 


*楽器部品

ヤマハの楽器の部品でサックスホンの穴を抑えるところの部品です。材質は真鍮のC3713P-1/2Hの板厚3mmの物から削りだしにて加工します。

製品が小さいため素材を30x130xt3にシャーリングにて切断し、1枚で5個製品が作れるようにしました。

工程は

1.切断:シャーリング 30x130xt3 切断

2.MC1工程:1プレートで5個取りのジグにセットして形状加工を半分だけする。

3.MC2工程:1工程であけた穴を基準に裏返しにして形状加工し、一時停止をしてワークが動かないようクランプを追加して再スタートし切断する。

4.バリ取り:加工のバリを取り除く

5.検査:形状は3次元測定器で顕微鏡をつけた非接触で行う。

6.洗浄:湯洗浄にて油分を取り除く

7.梱包:ビニール袋に梱包明細を入れて梱包

8.出荷:次工程は得意先

 


設備

機械設備一覧

       
         
機械名 台数 大きさ(能力)    
NC旋盤        
池貝 TUR26 1 φ420*650  バー材 φ65    
池貝 TUR25 1 φ300*1000  バー材 φ65    
池貝 TU25 1 φ300*650  バー材 φ65    
池貝 TC25 1 φ300*200  バー材 φ65    
大隈ホーワ  HJ28 1 φ280*330  バー材 φ51    
池貝 YM25YS 1 φ250*600 BT40 ATC 24本 第2主軸    
森精機 NLX2500MC/700 1 φ250*700    
         
マシニングセンター        
日立精機 VM40Ⅱ 1 タテ型 BT40  560*410*410  ATC 30本  2パレット      
池貝  TV-4 2 タテ型 BT40  560*410*400  ATC 24本      
エンシュウ  S400 1 タテ型 BT40  650*450*460  ATC 20本      
エンシュウ  400V 1 タテ型 BT40  560*400*460  ATC 20本      
日立精機 VM40Ⅲ 1 タテ型 BT40  560*410*410  ATC 20本     
東芝機械 JRV40E 1 タテ型 BT40  560*410*410  ATC 20本  2パレット      
         
その他        
ドリル研磨機 1 径 26mm    
直立ボール盤 1 MT5    
スクリューコンプレッサー 1 SAS11VD    
ナガセ SGW-63 平面研削盤 1 D305*t38*d127    
ミツトヨ 三次元測定機 1 Crysta Plus M574   500*700*400    
         
協力会社にて        
ワイヤーカット 4 520*370~200*180    
プレス 3 25t~80t    
小物旋盤        
熱処理        
表面処理        

 

品質管理体制:

ISO 9001-2015  認証

インターテック・サーティフィケーション株式会社

 

 Intertek Certification Japan Limited

 

 修講証

 測定工具の定期検査/2日間  ミツトヨ計測学院

 


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