子供たちへの想い

フレペグ開発のきっかけ

 長年、サッカー少年団の活動に参加している中

 「テントが飛ばされてケガをした」

 「サッカーゴールが転倒してケガをした。あるいは亡くなってしまった」

 というニュースを時々耳にしてきました。

 

「なぜ、このような事故が起こるのか?」

 

「テント用のペグ」は付属で付いてくる物は、細くて強度が無く、すぐに曲り簡単に抜けてしまいます。

「サッカーゴールを固定する物」は様々な物がありますが、一般的な物は径1.6cmx長さ50cm位のペグ、20Kgのウエイト、または土のうがあります。

 

なぜ事故は続くのか?

「固定をしていなかった」「固定をしていたが重さが足りなかった」

事故後にはそのような話が聞かれます。

「まぁこのくらい大丈夫か・・・」という過信があるのです。

 

 移動式サッカーゴールは、前面のゴールポストとクロスバーが全重量の過半を占めているため、一度バランスを崩すと思わぬ速さで前方に倒れるという不安定な構造で、転倒を防ぐには後部フレームに143.3Kg以上の重しを置くか、径1.6cmx長さ50cmのペグを3本打ち込まなくてはなりません。

 

 しかしゴールを頻繁に移動させるたびに、数多くのウエイトや砂袋を移動させたり、杭打ちを繰り返したりするのは大変な作業です。

しっかりゴールを固定しなければいけないのですが、現実は作業が大変なため御座なりになっています。

「しっかりゴールを固定しなければいけないのは分かっているが、作業が大変で・・・」

管理される方のこのような声に応えるために、私たちは考えました。

「もっと簡単にゴールを固定でき、子供たちの安全を守る方法はないものか?」

 

 

 「安心・安全を届けたい」

 

 その想いから約2年の年月をかけて、弊社は

「安全性が高く、設置が楽にでき、抜けにくく取り外しが簡単な強力ペグ」開発いたしました。

 従来製品よりずっと小型でありながら抜けにくさは従来品をはるかに超えます。

丸棒から1本1本1時間をかけて丁寧に切削加工しています。なめらかならせん形状だからこそ、強度と取付の簡易性を実現いたしました。

 抜けにくい!でも抜きやすい フレペグは相反する問題を克服した商品です。 

 

 

 

特許取得

 特許 第6551964号  

 特許 第6431007号

 

商標登録 

 第5738063号 フレペグ® 

 第5908474号 スワップペグ®


平成30年11月9日

スワップペグ          特許 取得

令和元年7月12日

フレペグ 

特許取得


固定方法の見直しを!

サッカーゴールはしっかりと固定されていますか?

重しは十分な量を置いていますか?

サッカーゴールが倒れないために必要な重しの量を、あなたは知っていますか?

 

サッカーに携わっている人のどのくらいの人が、サッカーゴールの固定に関して、充分な知識を持っているのでしょうか?

 

「砂袋を置いてあるから大丈夫」、「杭で止まってるし大丈夫」

 

本当にその固定方法は、安心できるものですか?

ただ置いてある物、ただ打ってある物になっていませんか?

 

砂袋も杭も、サッカーゴールが倒れないように十分な重さや本数が必要です。

では、何本、何キロあったら安全であると言えるか、ご存じですか?

 

サッカーゴールが転倒した場合に起こる最悪の事態を考えたことはありますか?

NPO法人Safe Kids Japan の活動に賛同しています。

NPO法人Safe Kids Japan では

毎年 1月13日を「サッカーゴール等固定チェックの日」と定め、固定の重要性を広めて行こうと活動しています。

弊社もこの取組に賛同致しております。

詳しくは下記 URL を御覧下さい。

 

http://safekidsjapan.org/

NPO法人 Safe Kids Japan   3つの提言

1)ぶら下がらない、懸垂しない

2)杭に固定する(次善策:100Kg以上の重りで固定する)

3)安全な簡易・軽量ゴールの開発・安全基準づくり

ものづくり補助金事業

フレペグは経済産業省のものづくり補助金の採択を受けています。

 

 

 

 

≪現在、市販せれている固定金具を比較≫

 

 

 

   転倒防止杭(耐荷重50Kg

 

 

スパイラル抜き差しタイプ(耐荷重150Kg)

 

 

基礎固定タイプ(耐荷重150Kg)

 

 

埋め込みタイプ(耐荷重150Kg)

 

【転倒防止杭】

φ16500mmで打ち込むのに大きなハンマーが必要で、抜くのはもっと大変で、コジたり、てこをつかって抜きますが、ゴールのフレームをキズ付けたり、最悪の場合、曲がったりしてしまいます。

 

【スパイラル抜き差しタイプ】

杭に比べ、引き抜き強度が格段に向上し、ハンマーで容易に打ち込め、逆転にて簡単に撤去できますが、固定するためにはゴールフレームを持ち上げ、チェーンを巻きつけてから、シャックルで固定しなくてはなりません。これでは作業が大変です。

 

【基礎固定タイプ、埋め込みタイプ】

同じ所に常に移動するためのものです。すなわち、2か所以上に埋め込む基礎がなければいけません。固定方法はチェーンで固定します。これではピッチサイズが変わったり、芝を養生するためにピッチ位置を変更するたびに基礎を埋め直さなければならなく、大変な作業になってしまうか?または、基礎をたくさん用意して対応するのか?これでは、費用がかなり掛かると思います。そして、なにより基礎がいつも埋まっているので邪魔になることがあります。

 

以上の検証結果より、「もっと簡単に、安全で、女性、子供でも容易に扱えるものを作りたい」と考えました。

 

 

【効率的なゴール固定方法で安全管理の仕組みをつくる!】

 

今回、弊社で製品開発する固定金具(フレキシブル・ペグ)は杭が大きなリードを持つスパイラル形状になっていて1/3程度打ち込み、後は右回しに捻じ込んで留めます。外すときは左に回せば簡単に緩み外すことができます。フック部の形状をを替えることにより、いろいろな物の固定に利用できます。

 

【試作品 5030350 フレキシブル・ペグ】

 

 

フック部がR25でサッカーゴールのフレーム50mmに対応します。フック部は360°自由に廻り前後左右に2mm動くことで取り付け位置をコントロールすることができる。

 

また、抜ける方向の荷重に強いスパイラル形状によりストレート杭より短くてもOK

 

地盤によって多少差はあるが、1本で200Kg程度の荷重に耐えられる。 

 

 地盤:芝(水分を含む)    地盤:土(水分を含む)

 

芝の方は、250Kgのチェーンブロックで荷重をかけても、抜けてこなかったが、土の方は地盤に亀裂が入ってきた。どの固定金具を使用しても地盤に影響される。

 

本製品は他の製品に比べ、強度、移動の簡易性に優れ、女性、子供でも容易に使用でき、抜いた物を移動した所で使用するので余分な物を用意することが無い。